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前章に登場する『鬼斬丸』ですが、実在(現存)する『鬼切丸(童子切安綱)』とは別の、創作の刀です。
だから『鬼切丸』ではなく『鬼斬丸』なんです。けれど、刹那の愛するゲーム『緋色の欠片シリーズ』に登場する『鬼斬丸』とも違うものです。こちらが字面が一緒ですけど。
作中にも登場する〝魔を以て、魔を制す〟と同じことで、刹那なりに考えたんですよ。
『不死身に近い鬼を殺せるのは、やっぱ同じ鬼でしかないよな~』と。
鈴鹿御前が振るい、『同族殺し』をやってのけたのは、やっぱり御自身が携えてらっしゃった刀だったんですし。
ただ、この鈴鹿御前と言う方。通説は鬼姫(鬼女)とされていますが、もう一方で『鈴鹿山に降り立った天女』とも言われています。
朱天と朱天の母である天女は、この辺りの逸話をモチーフにしています。『上位の鬼ほど美しい』と言うのは、刹那が読んでる漫画をオマージュ………雑多に影響受けすぎですね。精進させていただきます。
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