アルコール依存症と私

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その頃、旦那とは上手く行ってるようで 行っていなかった。 単身赴任をしたばかりの頃は、しょっちゅうLINEから連絡が来ていたけれど… 1ヶ月経ち、2ヶ月経った頃には 私から連絡をしないと旦那からの連絡はなく いつも不安に駆られるようになってしまった。 もし、私がパートの仕事でもしていたら 少しは違っていたのかもしれない。 ただ、その頃の(みお)は体調を崩しがちでよく幼稚園から連絡が入り迎えに行くことも多かった。 また幼稚園はお迎えが15時前のことも多く、パートをするにしても時間がかなり限られてしまった。 いつものルーティンで外に干している洗濯物を取り込んでから、 チャリンコで11時頃スーパーに買い物に行き そして少し早めに夕飯などの仕込みに取り掛かるのが常だった。 最初は一本だった缶チューハイは二本に増え そして三本と段々と数は増えていく。 幸いなのか、お酒を呑んでも全く顔に出なかった私は いくら呑んでもシラフに近い表情を保つことが出来た。 ただ、お迎えのときにお酒臭いと行けないのでブレスケアをして口臭対策をするようになっていった。 お酒が飲みたい… その要求が強くなっていったのは、 ある一件がきっかけだった。
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