第二章 山窩の太郎丸とこふゆ夫婦

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御堂護少年を追いかける 根黒忍法僧の もう一人 黒縄坊 一昼夜連絡の途絶えた 覇力坊の動いたとおぼしき辺りを探索しては 川沿いにて 覇力坊の脱いだ 雲水の着物 そして 編み傘が 捨てられているのを発見 無論 覇力坊が倒されたとは はじめは思っていなかったのだが 辺りを捜し回っても まるで 見つからず ここで 覇力坊も倒されたと 認識した 黒縄坊 千本坊や覇力坊と違い 相手がたかが少年と言う意識をなくして ここは まず 印西の里方面へと出向いた 忍法僧達に連絡し また 自分らの本拠地 根黒寺へと 僧兵達 十名をも呼び寄せました やはり 黒縄坊 何度でも 黒髪の縄で復活してくるくらいの用心深さです。 黒縄坊 十名の僧兵 そして 印西の里方面より こちらへ向かってくるもの達を相手に 太郎丸 こふゆ は 護少年を印西の里へと送り届けることができるのでしょうか?
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