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転生そして.......
(あぁ、絶望だ、なぜいい成績を取ったのか、褒められたくない)
ため息をついた。
ミズキは絶望の中にいた。
成績はそこそこ優秀で足が速い
ラノベ大好きで異世界転生に憧れがある。
そんなミズキは、ある大会でいい成績を残したのだ、普通の人なら喜ぶはずが彼は何故か喜ばない。
喜ぶどころか絶望の中へ、飲み込まれていた。
「はぁ、もう嫌だよ、みんな褒めてくる.......
こんなの、最悪だ。」
気を落としながら縄に手をかけて、呟く.....
次の瞬間
彼の意識はもうなかった
「うぁぁぁぁ!?」
ドン
「あぁ、気持ちいい〜」
(てか、ここどこだ
今空からおちてきたよな?俺?)
そこには見たことのない風景が広がっていた
どうやら草原のようだ
「一体どこなんだ?」
(もしかして異世界転生!?最高やん!)
「とりあえず、ステータスとかあるのか?(ボソ」
ウイーン
〜ステータス〜
Lv、 1
M力 99
パワー 1
敏捷性 50
HP (100/100)
〜スキル〜
・マゾ
ステータスが開いた、
「お、おお開いたこれか、」
(ここは、Lv1からスタートなのか、M力?なんだろ?マゾってドM的なことだよな?)
スキル:〜マゾ〜
M力に、応じて罵声、暴力を受けるとステータスがup
しかし、褒められるとdown
「なるほどな、まぁ、最高か。」
(上手く行きそうだな)
ガタンガタン後ろから物音がした。振り返ってみると、荷馬車が見える
「あ、何か聞いてみよう」
荷馬車に手を振りとまってもらう
「なんだよ、てめぇ」
(人相が悪そうだな、)
なかには、女の子が乗っている。
「あの、ここら辺に街?とかありませんか?」
「あぁ、この先に王都があるよ。」
「そこまで乗せてくれませんか?」
「は?金は?」
「あ、ありません.......」
「タダじゃ無理だ」
(だよなやっぱ金か、)
「そこをなんとか出来ませんか?なんでもします!」
「う〜ん」
ボソボソ 娘が何かを言っているようだが、
小さくて聞こえない
「お前に提案がある」
「は、はい!な、なんですか?」
「奴隷になれ」
「え、?ど、奴隷?」
突然のことで頭は混乱だ
「俺らはな奴隷商なんだよ。奴隷になるなら乗せてやるし衣食住もやるさ。」
「は、はぁ」
(奴隷か、縛られたりすんのかな?最高じゃね?受けるか、)
「どーする?」
「お、お願いします。」
(なんか。楽しみだなぁ、)
「ほら。早く乗れ」
「は、はい。」
(衣食住つきとか優しいよな、どんな家だろ牢獄?いや、楽しみ)
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