序章

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「"感情"にパラメータ全振りされた!! ……『AI』だからよ!!!」 !!!?? ………は? 「えっ…」 「だからお前は……どれだけ頑張っても!できるようになんてならねェ!! ……最高の『感情能力』を与えられた代わりに、他の能力は全て最低レベル……」 えぇっ!!?なに言ってんだ? 「そして男!お前は……『リアル世界』から来た人間だ。……記憶はねェだろうがな。 つまりお前らは…… “生きてる世界が違う”から!永久に結ばれることはねェ!!!」 !!? ……… ……… ……俺は言い返せなかった。 突然の出来事で困惑していたし、男の話には妙に説得力があった。 しかし…… ショックが1番大きかったのは……彼女の方だった。 「私が……AI? 私…ロボットなの?? ライくんとは住む世界が違う……!?」 ルアナは動揺した。 「私……私……!!」 「おい!ルアナ!落ち着け!!」 「……ッ!!? うわぁぁぁ○▼※△☆▲※◎★●!!?!」 ドッカーーーン!!! その時の光景はまさに…… 「バグった」という表現が相応しい。 俺はどうすることもできなかった…… あの日以来 彼女の『感情全て』が……… 消えた。 ルアナ「………」 あの日から 俺の……大好きな…… 『ルアナはいなくなった。』
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