出会いは唐突に

10/44
前へ
/194ページ
次へ
 人生時にどうしようもない過ちを起こす事がある。 “後悔先に立たず”  先人は上手く言ったものである。  そして、このご時世。タイムマシンで少しくらい時を戻れても良いと思う。  人間も科学も進歩すべきだろうと思うのである。 「では、次に…」  この自称宇宙人を目の前に俺は深く溜息を吐いた。  …まさか同じバスに乗るって言い出すとは思わなかった。  バスの窓に映る彼女の顔を見た。  綺麗な半円を描く目に、すっきりとした鼻立ち。可愛くない事はないだろう。
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加