出会いは唐突に

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 それに宇宙人の名前が“山田 花子”って夢なさすぎだろ! 「あれぇ?反応がイマイチです…宇宙人はお嫌いですか?」 首を傾げて俺を覗きこんできた。 「そういう問題じゃないだろ」  思わず思った言葉が口から出た。 「いや、でも、ほら…アメリカとかではものすっごくウエルカム的扱いを…あ~、日本人にそう言うノリは求められませんよね」  分かってんじゃん。  って、違う。違う。  ペースに乗せられるところだった。 「まぁ、目的から言いますと…」
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