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「じゃあみんな、目を閉じて、せーのでいくよ」
やることが決まってしまえば後は早い。
みんな遊び半分で、ふざけあいながらも自然と輪になって教室中央に集まった。
那智の合図で目を閉じる。
「せーの!」
『ナノカさんナノカさん、お願いします。私達の願いを一つだけ叶えてください。
ナノカさんナノカさん、お願いします。私達の願いを一つだけ叶えてください。
ナノカさんナノカさん、お願いします。私達の願いを一つだけ叶えてください。
ナノカさんナノカさん、お願いします。私達の願いを一つだけ叶えてください。
ナノカさんナノカさん、お願いします。私達の願いを一つだけ叶えてください。
ナノカさんナノカさん、お願いします。私達の願いを一つだけ叶えてください。
ナノカさんナノカさん、お願いします。私達の願いを一つだけ叶えてください。』
その瞬間、確かな浮遊感が三花を襲った。
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