第1話 狼くんの好きな人

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教室2-A ガララ 「お、やっと来たか暁月と朝比奈」 「?…あ」 「あら、もうこんな時間?ゆったりしすぎたわね」 「グダグダ言ってないではやく座れー」 「ん」 「は一いっ」 芳樹に引っ張られて扉側の一番前の席に座る。 ちょっと目が悪いからいつも前の方にしてもらってる。 ちなみに芳樹は俺のうしろ。 「よし、じゃあ全員集まったし席替えするぞー」 『は一い』 「いい返事だな」 先生…紫月 凌は、 にっと笑って新しい席順が記 された大きな紙を、マグネットを取り出し黒板に貼る。
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