第1話 狼くんの好きな人

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えっと、俺の席は… 「…ぁ」 窓際の、一番前。 ど、どうしよ…誰かに代わってもらわなきゃ でも俺が肌弱いって知ってるの、 俺の親衛隊と保険医だけだから… 親衛隊の子に代わってもらいたいな… 「あ、…………ぅ」 くるりと周りを見ると、もう移動を始めていた。 「あの、オレそこの席なんですけど」 「ごめ、なさいっ」 慌てて荷物を持ち、 とりあえず窓際の席に座る。じりじりと露出している肌が熱くなる。
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