第1話 狼くんの好きな人

8/11

25人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
「よーし、みんな終わったな。じゃあ授業を始め…」 「あ、あの!僕…目が悪いので、 暁月さまと代わってもいいですか?」 そういったのはドア側の後ろから二番目の子。 しかも俺の親衛隊だ。 遠いけど…大丈夫だろうか。 「お、おう。暁月、 いいか?」 「だいじょぶ、です」 親衛隊の子はほっとしたような表情でこちらを見て、微笑む。 優しい……あ、 あの子は確か…俺の親衛隊隊長の清水茜だ。 気弱な性格だからきっといっぱい頑張ったと思う。 あとでありがとうって言わなくちゃ。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加