不思議譚

面白かったよ（小言念仏）

2021年10月7日
私の大好きな柳家小三治師匠が永眠されました。
きっちりとした正統派の噺家さんでした。
どちらが本題かな？と思う程の長いまくら（噺の導入）でも有名で、これがまた爆笑でした。（過去形にするのが寂しいです）
沢山名作を残されてますが、中でも『金明竹』と『小言念仏』は、
何回も聞いてるのに、つい笑ってしまう、しかも声を出して笑ってしまいます。
今回は小言念仏をベースにしてみました。

あの世の寄席では、亡くなる前から近日来演の札が立ち、亡くなればすぐ高座に上がれるよう手筈が整ってるそうです。
休む暇もないとぼやきながらも、やんやの拍手で迎えられて、この世の事なんかを長い長いまくらとして話されているんじゃないかなと思います。