32人が本棚に入れています
本棚に追加
「三番目が 宋帝課 ここでは邪淫ですね」
「で、四番目が 五官課 ここでは人を陥れる級の悪質な嘘ついてないか調べられます」
「五番目は、はい、お待ちかね!あの閻魔大王で有名な 閻魔課 です」
「ここでは今までの結果と、玻璃の鏡を使いながら、お一人お一人丁寧に見させて頂いた結果を照らし合わせて、地獄に行くかどうかが決められます」
「そして六番目が 変成課 です」
「ここで初めて皆さんのお話というか、言い分?をお伺いします。それを踏まえて次回の生まれ変わりの場所が決まります」
「そうですよね~、え~ってなっちゃいますね。今、現世を終えられたばかりで、もう次回の話されるのは萎えますよね~」
「ん?でも場所だけか?そうです、そうです。ここでは場所だけが決まります」
「最後が 太山課 ここで最終的な行き先決定ですね」
「行き先?地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上のいわゆる六道っていうものが有名ですが、実際にはもっと多種多様ですね」
「ああ、またどうせ地獄だって暗い顔なさって、大丈夫、大丈夫ですって、ね、気分上げていきましょう」
「よくわかんないから一旦、仮に地獄に行っておこうか?となった場合でも、
100日後に平等課、1年後に都市課、3年後に五道転輪課で再審となる救済もあるんですよ」
最初のコメントを投稿しよう!