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「幸太ぁ・・・
賢い子やと・・・
思うてたけど・・・・
こんなに賢いと・・・
しんどいなあ・・・
じぃちゃん・・・お前の
賢さに甘えて・・・
里美さんの優しさに
甘えて・・・甘えてぇ
寂しい思い、思いをぉ」
泣き崩れるおじいちゃんに
おばあちゃんが寄り添って
「さ、里美さん、ごめんなさい
本当にごめんなさい!
私達・・・私達ぃ」
おばあちゃんは床に
カエルさんの格好で
田無さんに謝るけど
「お義母さんっ❗
何をされるんですかっ❗
お義母さんとお義父さんのお陰で
幸太はこんなにいい子に
育ててもろうて・・・
謝るのは私、私です・・・
私がもっといい妻であるなら」
「里美さん!」
おじいちゃんと
おばあちゃん、田無さん、
初めて目を合わせて
・・・手を取り合うた・・・。
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