みんな持ってる魔法の手

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「こんにちは、パンの配達ぅ」 「私もついでにcutを」 “マメゾー” の奥さんと ・・・しのちゃんが・・・。 「あれ?かの、お邪魔してたの?」 「今、帰るとこ❗」 「待ちなさい!帰るならキチンと  挨拶をしなさい!最近、ちょっと  アンタ、”悪い子“してますよ!」 しのちゃんが叱った。 「しのちゃん、エエの、エエの」 「おばちゃん、エエことないわ。  この子、ほんまに」 「お母さん、生活不安はない?!」 「 え?! 」 みんなの動きがストップ❗ 「ないけど、なに?」 呆気にとられたしのちゃんが かのちゃんに聞き返した。 「私、高校行ったら東京の大学へ  行こうと思ってる!こんな田舎で  おるつもりないし」 「え?そうしたいならしたら?」 しのちゃんは普通に答えた。 「いいじゃない?東京。  私も音大は東京だったし、  しのちゃんも東京の大学出てから  かのちゃんが産まれるまで  マスターと中野にいたよね?」  「え?!」 僕はかのちゃんと “マメゾー”さんとしのちゃんに注目。  
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