「そして、僕らは恋に落ちた」

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この日から、お姉ちゃんは 毎日・・・”マメゾー”ランチに 来るようになった。 食後にはあのロールケーキ。 「帰りはウチで饅頭を二つ、  必ず買うてくれるで」 散髪に来てた天風堂のじぃちゃんが そう言うてた。 僕の毎日は・・・ 「さてと、手がアイたから  梅本先生のトコへいこか?」 お母さんに連れられて シンデレラに会いにいく日々。 そしてシンデレラには ある日、  『ひめりんです。よろしく』 名札が付いてた。 「子供たちが考えたのよ」 奥さんの腕の中でひめりんは 目を細くしてユッタリ。 (可愛いぃ、可愛いなあ) 僕はお母さんの腕の中から ひめりんの綺麗な長い耳を 眺めてユッタリ・・・・。 壁には梅本先生の奥さんや 子供たちが描いた ひめりんの似顔絵があった。  
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