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翌日も、その次の日も
兄ちゃんは店の前をウロウロ。
とうとう
「散髪すんのか？！せんのか？！」
伊助ジイサンに怒鳴られて
「し、します！！」
勢いで入ってしもた。
「じゃあ、シャンプーしますね」
お母さんの声に従って
シャンプー台へいくけど
首から上が僕のほうを・・・。
ハラハラしながら僕は
散髪が終わるのを見てた・・・。
「はい、３５００円です
ありがとうございました」
黙ったまま終わってお金を払って
入り口へ行きかけた兄ちゃんの足が
・・・止まった。
誰も何も言わない数秒間・・・
兄ちゃんは
僕のほうへ駆け寄った。
「エデン・・・エデン・・・」
僕を抱いて泣いてしまった兄ちゃん。
後ろからお父さんが
兄ちゃんの肩をポンと叩いて
「堀田さん・・・堀田さんですやろ？」
尋ねると
ビックリした顔の兄ちゃんに
「この子の入ってたカゴに
『堀田エデン』って名札、
つけたままにしてたでしょ？
獣医さんが気付かれてね・・・」
お母さんも話しかけて
椅子に兄ちゃんを座らせた。
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