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中学生
松繁 央 12歳
中学校へ入学して
1ヶ月が過ぎた頃
小学校が一緒だった
園子とは
クラスもクラブも一緒なので
いつもしゃべっていた
違う小学校から来ていた
同じクラスの
貴美子ちゃんと
千春ちゃんは
二人とも小学校から仲が良くて
休み時間、二人に
話しかけられる事が増えた
話していると
二人とも天然な所があって
突っ込みどころ満載で
気が合ってよくしゃべっていた
他にも
成実ちゃんと仲良くなった
私が、バスケ部で
成実ちゃんが、バレー部
同じ体育館で、練習していて
着替える部室も一緒だったので
よくしゃべるようになった
成実ちゃんは
スキンシップが凄くて
「おはよう まっちゃん」
腕を組まれて
上目遣いでニコッとする
ちょっとびっくりする
休み時間
机にもたれ掛かって
園子と話していると
成実ちゃんが、私の腕を掴んで
「まっちゃん」
上目遣いでこっちを見ていた
えっと...
ニコニコしてくっついている
園子
「成実ちゃん なんでいつも
まっちゃんにくっついてるの?」
成実
「だって、まっちゃん好きやから」
私
「....あっはっはっ...」
成実
「まっちゃんと一緒に居たいの」
私
「....ありがとう」
友達として...やんな?
軽く流す
成実
「まっちゃんを
私のダーリンにする」
私
「えっ」
どう言う事?
成実
「園子ちゃんは、私のパパね」
園子
「...えっ パパ?」
何かよう分からん...
成実
「うん そうパパね」
訳が分からず
そんな設定で話が始まった
一緒の小学校に通っていた友達と
全然違うキャラの子達が
多過ぎて、このクラス面白い
毎日が楽しかった
成実ちゃんも
気が向いた時に来るぐらいで
その時は、話しに乗っかって
想像の世界を作り上げていた
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