ホワイトデー当日

2/3

172人が本棚に入れています
本棚に追加
/142ページ
バスケの練習が終わり モップをかけて 先輩達が先に帰って バレー部も終わって居たので 一年生だけで 体育館の戸締まりをして 職員室に鍵を持って行き 部室で着替えた みんなと一緒に部室を出て 校舎の廊下を歩いていた時に 成実ちゃんが見えて 「みんな先に帰ってて ちょっと寄るところがあって バイバイ」 みんなに手を振って 成実ちゃんの所へ 「成実ちゃん 待ってもらってごめん」 成実 「ううん 来てくれて良かった」 「成実ちゃん なんか話したい事あった」 成実 「...うん...」 「歩きながら話す?」 成実 「....」 「学校から出ようか」 歩き出そうとした時に 成実 「...まっちゃん」 成実ちゃんに手を引かれて 廊下から階段の所へ 成実ちゃんが 振り向いて 急に振り返ったのでびっくりして 私は、完全に固まっていた 成実 「...まっちゃん ...好き..」 「.....成実..ちゃん ...ありがとう」 成実 「成実って呼んで...」 私 「...うん」 成実 「...(ひろ)って呼んで..いい?」 「..うん」 この状況にどうしていいか分からず 最終下校の時間が過ぎていたので 「..成.実..帰ろうか?」 成実 「..うん」 二人で校門へ 学校から出ると 成実とは家が反対で ここで別れる事に 成実の顔を見ると なぜか悲しげな顔をした様に思い 「送って行くよ」 成実 「えっ いいの?」 私 「うん 送って行く」 成実 「ありがとう」 二人で歩きはじめた 成実 「...央..日曜日に 一緒に.. 遊びに...行こう」 「うん いけるよ」 成実 「本当 良かった」 成実の家がどこにあるか知らなくて 家の前まで来て 成実 「うち ここ 送ってくれて ありがとう」 「..成実 また明日」 成実 「...うん 明日ね..央 バイバイ」 「バイバイ」 手を振って帰った
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

172人が本棚に入れています
本棚に追加