バレンタイン当日

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ハンバーガーのセットを 三人とも注文して 空いている席に座る 貴美ちゃんも千春ちゃんも いつもと変わらず話してくれて 学校の休み時間みたいで楽しかった 食べ終わって 近くの雑貨屋さんへ 色々と見ていて チョコのお返し せなあかんでなと思っていた 雑貨屋さんを出て 千春 「まっちゃん 公園に行こう」 私 「うん いいよ」 自転車で移動する 大きな滑り台がある公園に来た 寒いから誰も居ない 貴美子 「まっちゃん 滑り台に行こう」 「うん 行こう」 三人で滑り台の上へ 久しぶりに滑るなぁと思いながら 千春 「まっちゃん...」 隣に千春ちゃん 反対隣に貴美ちゃん 貴美子 「まっちゃん 前を向いて 目を閉じてほしいんやけど...」 「えっ 何で?」 千春 「いいから」 「...う.ん」 目を閉じると 両頬に何かが触れた ぱっと目を開けて 左右に顔を振って二人を見ると 何も言わず 千春ちゃんを見ると 顔が赤い 反対側の貴美ちゃんも 「..あ..あのー...今...」 貴美子 「まっちゃんにキスしたの」 「えっ...」 千春 「嫌だった?」 「....いや そんな..事は... びっくりした..だけ...」 貴美子 「良かった」 この状況になんか恥ずかしくて 一人だけ下に滑って 上を見上げて 千春ちゃんと貴美ちゃんを見た 二人とも滑って降りてきた なんとなく 滑り台はいいかなと 周りを見て 遊歩道が見えた 「ちょっと歩こうよ」 貴美子、千春 「「うん いいよ」」 なぜか... 二人と手を繋いで歩いている でも、普通に話していて 会話がいつもと変わらず 二人とも楽しそうだから まっ いいか 三人で公園を一周して 暗くなって来たので 帰る事に 貴美子 「まっちゃん 今日は楽しかった」 千春 「楽しかったなぁ」 「う..うん」 貴美子 「また遊ぼうね」 「あ..うん...」 貴美子、千春 「「まっちゃん バイバイ」」 「バイバイ」 帰り道 今日は一日 色んな事があったなぁ
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