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「あっ、あッ、稀一、さん。稀一さん……ッ!」
稀一はひたすら、獣のように腰を穿っていた。
技巧も凝らさず、ストレートに愛を伝えていた。
「蒼生、痛くないか?」
それでも、相手を気遣う余裕だけは保った。
大事な大事な、俺の蒼生。
傷でもつけたら、大変だ。
「う、ううんッ。大丈、夫。あ、あぁ、もうダメぇえ!」
勃ちあがった蒼生から精が飛び、稀一の腹にかかった。
以前なら、阻喪として叱っていたところだ。
「元気いいな。ここまで飛んだよ」
「も、……意地悪……ッ!」
「俺も出すよ。覚悟はいい?」
「稀一さんの、いっぱい内に出してぇえ!」
蒼生の言葉が、脳天を貫いた。
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