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「くすぐったいなぁ」
「ご、ごめんなさい」
「もういいから、口でやってよ」
「はい」
太くて長い、筋の走った稀一のペニスを、蒼生は思い切って舐めた。
何度も何度も舐め、唾液が枯れるまで舐めた。
もういいかな? と伺うように稀一の顔を見ると、実に可笑しそうな表情をしている。
「面白いね、蒼生のフェラ。咥えないで舐めまわすだけ、なんて犬みたいだ」
犬、と言われていい気分はしない。
蒼生はそこで、稀一を咥えた。
咥えたまま、また舌を使う。
抜き差しするものだ、なんてこの時の蒼生には解らなかった。
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