1maccha

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少し前のこと、俺は茶室で抹茶を嗜んでいた。 鼻から抜ける茶の香りが俺の心を癒してくれる。 この時間だけは何物にも代え難い。 高校に入って校長をおどし、、、いや、頼み込んで作らせた甲斐がある。 茶室で茶を飲みながら放課後を過ごす、これが俺の日課になっていた。 「はーーーちゃーーーーーーーん!!!僕スイーツが食べたいよう。。。」 俺が茶の香りを堪能していると、目の前の男(仮)が腰に抱きついてきた。 ハナ「抱きつくのはよせ龍、着物が乱れるだろう?」 俺に抱きついてきたのは 胡桃 龍一郎クルミ リユウイチロウ 目が大きくぱっちり二重、おまけに色白低身長で栗色のふわふわとした髪の毛、前髪にはピンクのピン。 見た目は美少女寄りだが、性別は男にあたる。 リュウ「マカロン食べたいんだもん。。。」 ハナ「その辺の甘味処にでも行けばいいだろう?その、まかろんとやらを俺はしらんからな。」 どうも洋風のものには疎い。 だがまあ、今まで知る必要もなく生きてきたのだ、無理に知る必要はないだろうと覚える気もない。
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