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ハナ「仕方ないだろう。なってしまったものは仕方ない。」
なぜ俺よりお前らの方が落ち込むんだ。
ギル「物分かりがいいね。とりあえずギルド登録完了したからね。依頼を受けてこなしていくとランクが上がっていくシステム。その情報の管理は魔力認証を使ってるからカードとかはないよ。口座に振り込まれた依頼完了金とか普通に働いて得た金は口座に入って、魔力で支払うと勝手に口座から降ろされる。ギルドにある機械で現金としてもおろせるから少し現金を持っておくと便利だよ。」
ハイテクだな。
そしてだいぶ説明口調だな。
だがまあ、手ぶらでいいのは楽だし、基本的に扇子と懐紙以外は持ち歩きたくないから嬉しい。
ギル「まあ。わかんないことあったらその都度聞いてね。一回私の家に行って、そのあと君達の服を買いに行こう。この世界の服、まだ持ってないだろ?そのままでは浮くしね。」
まあ、大体は理解できた。
しかし、家族か。
のほほん両親は置いといて、蕾に会いたいなぁ。
可愛い弟。
ブラコンではないが、可愛い弟なんだ。
はぁ、、。
、、、、は!蕾のことを考えてたら類に抱えられて街中を歩いていた!
ハナ「すまん、歩ける。おろせ」
街中をお姫様抱っこで通るのはちょっと無理だ。
残念そうな顔をする類を無視してギルの横に並んで歩く。
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