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第一章 私たちの出会い
私は、『麻莉奈』という一人の高校生だ。
周りは『周り』で動いている。
私は『私』で動いているように…
たまたま、『友紀』という少女が話しかけて来た。
隣のクラスである。
『ねぇねぇ、前から気になってたんだけど…。麻莉奈さんっていつも友達とは絡まないのね。』
私は『別に。友達なんて要らないし。裏切る人が多いのになんで群れるの?人間って』
友紀は『変わってる意見だね(笑)。ゴメン。怒っちゃった?』
私はこう答える。
『別に、なんも思ってないけど何?』
キレ気味に聞こえたのか、友紀は
『ゴメンね、じゃ、もう少しで休み時間終わるね。また後で』
心の中では
『友達でもないのに馴れ馴れしいわね。』
と思っていた。
まぁ、今は『友達』では無いからあれだが
後に彼女がいかに『強い存在』かを知らされることになるとは思いもよらず…。
取り敢えず…出会いはこんな感じだった。
今となっては『いい青春』だったのかなと思う。
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