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簡単にシャワーを浴び、替えの下着もないので素肌の上にバスローブを羽織りベットへと寝転んだ。
酒が入っているのもあって、眠りに落ちそうになっていると、トントン…ノックをする音がして、ビクッとして起き上がる。
…2人でホテルに泊まるのなんて、沙穂が産まれる前のことだから、14年ぶりになるだろうか…酒でも買ってくれば良かったか…。
毎日顔を合わせているのに、急に気恥ずかしささえ覚える。
照れ隠しで思い切りドアを開けると、扉の前にいたのは咲子ではなく、見知らぬ女性だった…2人…。
「…」
「Teaserのまゆです。勇仁さんからの依頼できました」
周囲を気遣ってか小声で自己紹介をした20代の小柄な女性が、茫然と立ち尽くす俺の横をすり抜け部屋へと入っていく。
そして、もうひとりも後ろに続く…。
…!
こういうことか!!!
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