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小さく頷き、可愛く微笑む。
そして、おねだりするように首を傾げてのお願い。
「まだ時間あるけど、早く切り上げるのはだめ?」
可愛い仕草に、完全にノックアウトされて、舞い上がる。
少しずつ距離を縮めてこれたとは思うが、まさかこんな日が、こんなに早く訪れるとは…!
誰だか知らぬが、最低な男よありがとう!!とお礼を言いたい。
「あっ、そうだよな。萌ちゃんのアフターはどれくらいする?現金持ち合わせて無いから途中でおろしていい?」
もう頭の中は色んな方向へ目まぐるしく働き、色気もムードも無い質問が口をついた。
「アフターしてないから、大丈夫だよ」
「そんな、安売りしちゃダメだよ。
何のために働いてるのか分からなくなっちゃうから」
「う〜ん、じゃあ茂樹さんが決めてくださいね」
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