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17年近くの結婚生活が、こんな物の郵送で簡単に終わるのか…？
終われるのか…？
そんな訳あるはず無い。
最寄駅に着いて電話を入れると、咲子はすぐに応答し、ごめんねと謝り、もうお互い同じ話しを繰り返すはやめよう、もう決めたんだと言い切り、その声は明るかった。
俺にはやはり理解不能で、もう一度考え直してくれるように頼んで通話ボタンを切った。
おかしくないか？
あの数日間で準備された離婚届も、証拠も女の影が全く見えてないのに早過ぎる咲子の決断も…。
咲子はずっとパートで扶養内で働いていたのを、2人の進級に合わせ派遣でフルに働き始めた。
何か気持ちが変わったのか？
誰かいい人でも出来たのだろうか？？
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