15-露見

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俺の話を聞いてもくれないので、メールで送り続ける。 最初は返信もあったが、今は既読がつくだけ。 勿論電話も毎日入れ続けたが、彼女は呑気に、付き合いたての頃みたいなどと笑い、今日はいける?!と期待を抱かせた後に、決めた事だから、同じ内容ならもう電話も出ないと言って、メールよりも酷く着信無視をするようになった…。 「お願いだから、電話に出て」 そんなメールを何度も送った。 しかし、無視が続いているうちに、もどかしい苛々が募り、メールへ思いのまま言葉をぶつけてしまうようになった。 「何で出ないんだ!!話合いも何も出来ないじゃ無いか!!」 「別れるなんて急に言い出したのは、友達に何か言われたからなのか? 俺には、お前しか居ないんだ」 「好きな奴でも出来たのか?」 「電話に何故出ないんだ!!メールも返信来ないし、咲が何を考えているのか分からない!!」 そして、2週間が経った頃、ポストに咲子がサインした離婚届が届いた…。
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