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いつでも彼女は自分の事より子供が第一で、今もまた別れた後の子供達にとっての最善を模索していた。
彼女には、自らの決断によって子供達に苦労や、寂しい思いを強いなければならない事は、苦痛で耐え難い筈だ。
それでも決断したのだから、それこそが動かざる気持ちの何よりの証だろうと思えた。
「本気なんだな…もう、俺が何を言っても駄目なんだな…。
ごめん、俺が悪いのに納得する事が出来なくて…それでも、今直ぐには書けない。もう少し時間をくれ」
「急がないよ。でも、届を提出するのが後だとしても、その時に書くと言うのはやめて…今月中には送って頂戴」
俺達は離婚へ向けて歩み始めたのだ。
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