1947人が本棚に入れています
本棚に追加
/412ページ
2-淵源
「ちょっと待っていて下さい」
彼女達に一声掛けて、この行為が何も意味を持たないと思いながら、落ち着くために勇仁へ電話を入れる。
俺の意に反し、ワンコール鳴ったかもわからないくらいの早さで電話口に出た。
「お前のことだから、かかってくると思ってたさ。来たんだろ?
俺が経験済みだから、安心しろ。
せっかくの俺達からの餞別だ、有り難く受け取れ。じゃあな!」
一方的に喋り、こちらが一言も発する前に電話は切れた…。
…あの野郎!少しは喋らせろっ…
「あの…お部屋に入った時点からスタートなので、お時間が少なくなってしまいますが…。
まず、システムを説明させて頂いてもよろしいでしょうか。
ご利用は初めてですか?」
…言葉を発せず頷く…
動揺してるにしても、一言位喋れよ…童貞でもないのに情けない…。
時間は50分、本番、交渉も禁止。
それ以外は基本的には何でもOK。
彼女はアナルなら挿入もOK。
設定などは希望にのるということだった。
最初のコメントを投稿しよう!