始まり

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始まり

「兄様!ここ凄く綺麗だね!」 「あぁ、目に焼き付けておけ、いつでも見られるわけではないからな」 「そうそう、あと少しで戻らなくちゃ行けないからね」 初めての外なのにもう帰らないと行けないのか… 「朱雨、そんな暗い顔をするな。また来れる、信じて待っていろ」 やっぱり紺夜兄様は凄いなぁ 僕のことすぐに分かっちゃう 「そうだよ~、朱雨が信じて待てばいつでも来れるよ」 紫夜兄様もいつも優しい 二人とも 「大好き!」 「「……」」 えっあれ、なんか変なこと言ったのかな 二人とも目を見開いて僕のことじっと見つめてるんだけど… 「かわいい」 そう言って紫夜兄様は抱きついてきた あとから何も言わずに紺夜兄様は抱きついてきた 僕は嬉しくなって抱き返した その否やズガガガアアアアァァァァ_______________と大きな音がした 困惑状態の僕を2人は魔法で壁を作り瞬時に守られた 砂埃が収まったあと、僕はその人たちを見て驚愕した なぜ、序列最高位の魔族がいるのかと
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