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兄様達もびっくりしていた
だけどすかさず剣を抜いていた
「やぁ、はじめまして。序列最下位、人間くん」
やけに弾んだ声で挨拶が始まった
「君たち王族でしょう~、なので~拉致りに来ました!」
え……
「何故この場、この国に魔族がいる」
「基本は魔族でも守るべきなんじゃないかな」
確かに暗黙の了解として他国へ入らない的なとこはある
「ぷぷぷ、でもそれってちゃんと決まってるわけじゃないよね」
「確かにそうだが…」
「別にこっちとしては今から戦争初めてもいいんだよ?」
「でも、この国に勝てる術はないよね。だからまだ魔王様が優しいうちに取引としましょって言う交渉に来たの」
拉致りに来たのでは…いや突っ込んでる場合じゃないか
どうする、どうすれば…………!!
「兄様!僕行きます。この方達と、僕は魔族の地で信じて待ちます。」
こうすれば丸く収まる
「でも!!……」
「…………わかった、だが条件がある。それは後に送るとする。」
ありがとう、兄様やっと役に立てる時が来ました
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