一陽来復

光へと

｢ぇ、あ、朱雨ごめん、そんなつもりじゃ｣

｢カーミラ、今朱雨はいない。｣

｢謝るなら本人の目の前で謝ってよね、俺達も謝らないといけないからさ今は朱雨を助けることだけに集中して｣

｢血1滴やるから自分で城に行けよ｣

｢うへぇ、血……じゃなくて、わかったよ｣

｢ニーナ、レイル行くよ｣

｢おっけいだよー｣｢おうよ｣

｢後は龍精種か｣

｢急ごう｣

草原の1番高い丘

｢アサン、久しぶりだね｣

｢マリーか、それとネロか｣

｢お願いがあってきた｣

｢ネロがものを頼むとはな｣

｢この本を読んでくれ｣

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アサンへ

いつでもカッコイイアサン元気にしてたかな
解除魔法リターン

思い出した？
そう僕だよ
孫のように可愛がってくれてたよね
魔族と関わりが深かったから僕のこと魔族の次に見てたのかな？
龍化の背中に乗るの楽しかったからまた乗せてね
実は僕１ヶ月後に死ぬんだよ。

今みんなの力を寄せ集めてるところ
ラドとランを連れて魔王城に向かって欲しい
僕のこと頼んだよ
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｢朱雨くんからかい｣
｢ラド！ラン！行くぞ｣

｢へいよ！｣｢了解ですよ！｣

｢一緒に城に向かおう｣

｢応接間にみんな揃ってるはず｣