光へと

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――― キキィ そこには既に天翼種以外の全員が揃っていた 「ネロ、マリーありがとう」 「ユリ、今は話してる時間はないからね。みんな俺に着いてきて」 マリーについて行った先にあったのは六芒星が床に堂々と書かれた部屋だった 「ユリ、真ん中に朱雨を、それから6種はそれぞれの位置に。」 朱雨を置き六芒星の端にそれぞれ立つ 「ユリ、アサン、ヘイム、クリア、カーミラ、葵の6人が同時に六芒星の端に血を一滴垂らし、イズベニテリグマと唱えると術が完成するよ」 「ユリよ、朱雨への今までの行い、数多く見てきたのはわしだ。じゃが君自身で話さなければならない。もちろんわしがしたことはわし自身で言う。」 「あぁわかってる」 「1回しか朱雨の死に触れていない身として、全てを聞かせてくれ」 「あぁ」 「私も最初の1回しか知らないのです。酷な事でしょうがお話してくださいね。」 「あぁ」 「僕も1度だけありました。その事をお話します。あなたはあれ以上の苦しみをしたのですね。」 「あぁ」 「息子のやることに反対をせずこのような結果を招いた。幾度となく皆の手で目の前で死んでいった朱雨をやっと救えるのだ。こんなに有難い日はない」
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