光へと

9/9
前へ
/56ページ
次へ
「すまなかった…早く朱雨を救おう。準備はいいか」 「うむ」 「あぁ」 「えぇ」 「はぃ」 「あぁ」 「では_______________」 ポタ 6滴の粒が床に垂れたと同時に 「「「「「「イズベニテリグマ」」」」」」 と発された すると部屋は光に包まれた その中、視線は皆中心の朱雨にだけ注いでいた 光が落ち着いた頃、朱雨の指先がピクリと動いた。 「朱雨!!」 慌てて朱雨の元へ駆け寄りしゃがむ 手を握ると握り返してくれる そっと目を開いた朱雨は一言発した 「……ハク、ただいま」
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

186人が本棚に入れています
本棚に追加