アーサーの名を継ぐ者

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1メインタイトル 「アーサーの名を継ぐ者」 2アンドレッドの森 マーシア王国の軍勢が展開している。 3オファ王の本陣 オファ王が床几に腰かけてくつろいでいる。 テロップ「マーシア国王オファ」 そこへ小者が来る。 小者「マーリンの弟子を名乗る者が、ぜひ王様にケントの軍勢のことでお耳に入れたいことがあると」 オファ「マーリンの弟子?300年ほど前に、アーサーにブリタニアの天下をとらせたとかいう伝説の魔法使いか。面白い、会ってみよう」 小者すぐに下がり、間を置かず、ローブをまとった小柄な人物が現れる。 オファ「その方がマーリンの弟子か。アーサーの名を継ごうという、このわしにはふさわしい客だな」 ローブの隙間から顔が見えるーミサトである。 ミサト「ケント国王のレッドウルフ殿が手勢を率いて、ケント城を出撃なされました。こちらへ向かっておりまする」 オファ「ほう?レッドウルフがのう?で、いかほど率いておる」 ミサト「およそ7~800かと」 オファ「7~800?(笑い)我らは二万の大軍ぞ。たかが、それだけの軍勢、できることはしれたこと」 ミサト「(顔色変えず聞いている)」 オファ「大儀であった。(小者へ)これなるマーリンの弟子とやらに喜捨を与えよ」 小者、布袋をミサトに渡す。 ミサト、受け取り、黙って辞す。 4森の中A ミサト、立ち止まり、振り返る。 ミサト「オファ王の運命これまで」 5森の中B 馬上のレッドウルフ以下、ケントの軍勢がいる。 ミサト、レッドウルフの前に進み出る。 ミサト「オファ王は、ここより1マイル弱のところに本陣を構えておられます」 レッドウルフ「そうか。よく知らせてくれた。マーリンの弟子、いや魔法女子よ」 ミサト「(はっとして顔をあげる)」 レッドウルフ「(馬首を自軍に向けて)よいか!狙うはオファただひとり!オファの首をとったら遮二無二に引き揚げる。ブリタニアの歴史に名を残すは、この一戦ぞ。今日、この戦場にいたことを忘れるな。神の加護、我らにあらんことを」 5森の中C 樹々が、駆けていくケント軍の視点で迫ってくる。 6オファ王の本陣 ケントの騎馬が、マーシアの歩兵を打ち倒す。 騎士同士の斬り合い、歩兵同士の格闘など。 このあたりのシーンはできるだけ短く。 オファ「(立っていて)寄るな、この従者どもが!アーサーの名を継ぐ者は、このわしぞ! アーサーの名を継ぐ者は(最後は悲鳴)」
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