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11ケント市内の裏路地
ミサトに案内されるレッドウルフ。
12ある家の中
二人が入ってくる。
ミサト「そこで待って」
と奥に姿を消す。
レッドウルフ、待っている。
暫く間があってー。
奥から緑の長衣に着替えたミサトが出てくる。
これまでの少年ぽい感じから、極端に女性らしい美しさ。
レッドウルフ「ほう。魔法女子は男にも女にも化けるというが、これはまた(イイ女に)」
ミサト「(いたずらっぽく笑う)」
レッドウルフ「おれが好みのタイプを心得ているとみえる。その色気でおれをたらしこんで、どうしようというのか?」
とミサトに近づく。
ミサト「(相変わらず笑っている)」
レッドウルフ「エグバートがこのブリタニアに帰ってきたときのための地ならしをさせるためか?であれば、カール大帝も念がいったことだな」
とミサトの手をつかむ。
きっと表情を変えるミサト。
レッドウルフ「この美しさ、政略よりは、わが妻(め)にこそふさわしい」
ミサト、いきなり担ぎ上げでレッドウルフを投げ飛ばす。
床に叩きつけられるレッドウルフ。
レッドウルフ「(体を起こし)魔法が来ると思ったが、先に格闘技でやられるとは予想もつかなかったわ(笑う)」
13コンペ池の畔
ひとり物思いにふけりながら歩くエグバート。
または畔にたたずんで池を眺めているイメージで。
カールの声「エグバートがブリタニア帰還をためらっていると」
こーちゃんの声「ブルターニュ辺境伯としての安穏な日々に慣れてしまったのか、それとも」
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