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「あ!私ったら口が軽いわね!奈緒さまはお客様なんだからごゆっくりしていてください!」
「やだお客様なんて!あれは少佐がそう言ってるだけよ。
私だって旅館の仲居だったのよ。なんでかここに来ることになったけど、私は働きに来たつもり。
だからお願い!志乃さんのお手伝いをさせて!」
「えー!…うふふ、ほんとは凄く嬉しい!
じゃあ龍臣さまに叱られない程度にお願いします!」
「はいっ!」
志乃さんは明るくて可愛くて、妹ができたみたいだ。
もしも研ちゃんが迎えにくることが出来なかったとしても、この家で働きながら生きていけるなら私は幸せかもしれない。
連れて来てくれた少佐に心から感謝しよう。
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