鋼鉄の斧

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「いえ、違います」 「では、この鋼鉄の斧ですか?」  女神が差し出した斧を見てノエルは、おう!それそれ!それぞ正しく我が命!と心の中で叫んで言いました。 「はい!そうです!」 「あなたは実質主義ですね」と心理を読める女神は言いました。「そういう人は正直なものです。よって鋼鉄の斧に加え金と銀の斧を褒美として与えましょう」 「ありがとうございます」  ノエルは礼を言って受け取りながらも金と銀の斧なんて使いもんにならねえよと思いました。
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