鋼鉄の斧

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 その後、ピエルは金の斧と銀の斧を貴金属買い取り業者に売って贅沢さえしなければ、一生働かなくても暮らしていけるだけのお金を得ました。正に濡れ手で粟です。それで樵の仕事を止めて毎日を遊んで暮らしました。  一方、ノエルは相変わらず毎日、一生懸命、働きました。  そうして二人が老後になると、ノエルは余生を楽しんで暮らせるだけの財産を築きましたが、ピエルはお金がすっからかんになってしまいました。
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