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その昔、北欧のとある森の畔にノエルとピエルという二人の樵が隣り合って住んでいました。
ノエルは夏の暑い日も一生懸命、伐採していると、汗で手を滑らせ、斧を池に放り投げてしまいました。
刃が炭素を含んだ鉄、つまり鋼鉄で出来ている自慢の斧だけにノエルは甚だ残念に思い、手だけでなく目からも汗が出る程、後悔しました。
その時です。池が七色に光りながら渦を巻き出し、その渦の中から神々しく光り輝いた女神が現れて言いました。
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