女子上司

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時計を見ると1時、ヤバい。終電も行ってしまった。 「係長、どうします。今日これから」 「ああ、どうせ、明日は土曜日で休みだろう。朝までここにいたっていいんだよ」 それは嬉しい提案であるが、でも・・・いいのかな。 「家族の人とか心配するんじゃないですか?」 「いや、私は独身で、ここの営業所で働く為に駅の近くにマンションを借りたんだよ。だから一人暮らしなんだ。あ、そうだ。私のマンションに泊まるかい?」 「ダメです、ダメダメ。男と女が」 俺は手を左右に振った。 「ハハハ、私は見かけは女の子だけど、中身は男だからね。心配することない」  そう言うと、酒井さんは入口の横に掛けてある電話機でフロントに電話して「帰るよ」と言った。
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