第一章 指令

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cef08f7c-f4bd-4d07-8f5a-81ef48ffa1a6 二人はティナのテレポーテーションでカナダから日本の神奈川県の横浜市に飛んだ。 テレポーテーションは人間でも使える魔法なので突如(とつじょ)人前に現れても違和感がない。 移動距離は約8100キロだ。 オルガン「アチーなカナダと気候が全然違う!んでどうするよ?」 672396e5-3601-4631-b4ae-f69957d6812d ティナ「カナダの春の服装はまだ冬物だからねー私はあんたの大学卒業証明書、成績証明書と住民票を偽装作成して役所に言った後、住宅を借りてくるよ」 オルガン「教員免許なくても教師になれるのは知ってたけど大学卒業資格が必要なのかー」 ティナ「三ヶ月間日本の何を調べてたの!貴公はハローワークで教職探してきな!教員免許いらない高校ね!」 a9258b07-5bfc-4b81-a1fe-f31903e24f51 オルガン「へーい」 オルガンはハローワークがある関内駅へ移動した。 流石に教員の求人何てないだろうと思っていたが...あった! 私立光星学院高校だ。 この求人票を受付に持って行く。 オルガン「この求人票の詳細くれよ」 受付「君ねー此処にいるって事は職探してるんでしょ!その言葉遣いとその髪型と色ちゃんと直しなよ!」 オルガンはこの受付は大魔王に対して何て偉そうな口を利きやがると思い殺意メラメラだ。 俺と話せるだけでも光栄に思えと思ったが上級大将という昇進が目の前にぶら下っているので我慢した。 オルガン「すいませんっす髪は直すっすでどうなんですか?此処の高校」 受付「年中募集してるような所だからねーブラックな環境かもしれないよ」 オルガン「分かりましたっすじゃあ書類下さい」 と書類を受け取ると恐らく自分を探しているであろう美少女を見つけ声を掛けた。 オルガン「用は済んだぞ拠点は見つけたか?」 ティナ「うん2LDKのアパートでトイレとお風呂別の所。因みにすっごく狭いの」 オルガン「まあ魔王城と言われる様な所に住んでたから当然だろ住所だけ教えてくれ俺はまだやるべき事がある」 ティナ「うんじゃあ魔法で偽装した東大医学部の卒業証明書と成績証明書を渡しておくね!それと住民票も」 オルガン「サンキューじゃ行ってくるわ!」 オルガンは先ず美容院に向かった、この目立つ時代錯誤のリーパーをストレートヘアにしてもらう為だ。 オルガン「予約してなくて済まねーけどソッコーやってくれねーか?カットとストパーだけで良いからよー」 美容師「はいはい大丈夫ですよ私が担当させて頂きます」 それはシャレっ気な女性美容師だった。 美容師「オルガンさんは就活生ですか?色も黒染めした方が良いのでは?」 オルガン「あーこれは地毛なんだよ」 美容師「でも流石に金髪ですと就職活動に影響が」 オルガン「気にしなくて結構だよ。必ず受かって見せるから」 そしてオルガンはアルマーニのスーツとロレックスの時計、ネクタイはBEAMSで購入した。 そしてティナが教えてくれた住所に向かう。 オルガン「帰ったぞー」 ティナ「お帰り!おっストレートヘア中々似合ってるじゃん!金髪はNGだろうけどさ」 オルガン「それよりスーツと時計買ったら100万円超えちまった」 ティナ「はあっ!家賃と水道光熱費は折半だからね」 オルガン「お前の方はどうなんだよ?カフェだっけか?」 ティナ「私は大丈夫、私は可愛いし一発で合格出来るよ」 こいつはナルシストだか確かにティナは美少女だ、丸でフォトショで加工したような容姿だ。 しかしオルガンは可愛ければ受かるもんでもないと思ったがカフェは見た目は重視する特に男性の身長が高いとお客様を見下す形になるので低身長が採用されやすい。 オルガン「じゃあ履歴書を書くぞー資格は偽装するか世界の全言語2800以上覚えたからなー年齢は23歳としておこう」 そしてとうとう明日が面接だオルガンは何の緊張もしていない。 オルガンから見える相手は人間というゴリラやチンパンジー同然の生命体だとしか思ってないからだ。
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