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それからは、一度も彼女を見ることが出来なかった。 ましてや話し掛けることなど全くないまま、パーティーは終わってしまった。 同じ部署の社員たちに囲まれて会場を出る彼女の後ろ姿を、俺は横目で見送った。 自宅のアパートへ戻り、小さなソファへドカッと腰を下ろした俺は、何もない天井を見上げていた。 ぼんやりと、彼女の笑顔が思い出された。 また会えるか・・・? ちょっと・・・可愛かったな・・・ 普段なら観ていなくてもつけているテレビの電源を、その日はつけずにいた。 音のない部屋で、大きく溜め息を吐く。 ま、どうしようもねぇか・・・ 女の扱い方なんて、わからない俺が・・・ ちゃんちゃら可笑しいな・・・ 仕事してりゃ、そのうち忘れるよな・・・ あのコのことなんて・・・ きっと・・・
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