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「ユリは・・・そんなことを考えてたのか。」 「はい。」 「・・・・マジで困る・・・おまえ可愛いすぎ。」 「へっ?」 「ユリが来てくれて、俺が嬉しくないわけないだろ?・・・ん?」 ユリのおでこに自分のおでこをコツンと当てると、彼女は甘えるように俺の肩に頭をのせシャンプーの匂いに、胸の奥を掴まれる。 「・・・・・ユリ?」 こっちを向いて?・・・俺だけをみて・・・ 「・・・・・。」 彼女の頬を手で覆うと、ゆっくり引き寄せてキスが始まる。 愛しくて堪らない、切なくなるほど可愛くて、気持ちが溢れて止まらない・・・そんな口づけ。 俺が彼女を想うように、彼女も俺を想ってくれている歓びが、唇から唇へ伝わっていく。 「・・・・・んっ。」 洩れ出た彼女の声が、徐々に俺を煽っていった。 止められない・・・ ユリを・・・抱きたい・・・ 尚一層熱くなるキス。 俺は彼女の髪を束ねたゴムを外し、そのまま柔らかな体の稜線を確かめていく。 夜の静けさの中、二人の吐息が部屋に充満して「理性」なんてものは部屋の隅に投げすててしまった。 「はぁ・・・ユリ・・・。」 ブラウスの裾を捲し上げ、そこから素肌に触れた。
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