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こんな静かな時間の流れが、俺はずっと欲しかったような気がする。
信頼し、慈しみ、何をせずとも心が繋がり、会話はなくても伝わり合える・・・そんな相手と伴に歩く、長い長い道のり。
この広い世界の中で、たった一人の「ユリ」という女性に、俺はめぐり逢えた。
大切にしたい。
自分の、生涯をかけて。
「あーっ!」
「・・・・・?」
「ユリのエプロン姿は、たまんねぇ。」
「またそんなこと言ってる・・・・・こんなフリフリ、私には似合わないのに・・・。」
「似合うのー。可愛いのー。」
「ふふっ、ありがとうございます。」
「・・・・・キスしたい。」
「・・・・・。」
「ユリ・・・・。」
今夜も彼女に、俺の気持ちを伝えるキスをする。
愛してる・・・ 愛してる・・・
世界中でただ一人・・・
お前だけを愛してるよ・・・
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