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1時過ぎに玲斗くんは帰ってきた。
「彩花、ゴメン、遅くなった」
玲斗くんは疲れた表情を浮かべてた。
「夕ご飯どうする?もう遅いし、明日の朝食にしようか」
「そうだな。せっかく作ってくれたのにごめんな。あのさ、セキスイハイムではできなかったけど神崎工務店では全国各地の公共施設のコンペに参加できるみたいなんだ。だから、挑戦してみようと思って。
これから仕事の後に設計デザインと設計図をかくから帰宅が遅くなる。だから、夕ご飯作らないでいいよ。後、先に寝てて。
1時過ぎてるし先に寝てて」
玲斗くんはわたしの頭をポンと叩くと洗面所に行った。
起きて待ってたら迷惑な気がして先に寝室に行ってベッドの中に入った。
玲斗くんもすぐにお風呂から出て、ベッドの中に入ってきた。
でも、わたしを抱きしめてはくれてもいつもみたいに抱いてはくれなかった。
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