貴方の隣にいていいですか

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ーー 23時45分 ーー 「只今。彩花、京都五輪メイン競技場建築デザイン勝ち取った!!」 帰宅した玲斗を玄関まで出迎えると抱きつかれた。 「お帰り。良かった!!」 「彩花、久しぶりにやるか!!シャワー浴びてくる」 帰って早々ご機嫌な玲斗くん。いても立ってられないようですぐに洗面所に入り、シャワーを浴び始めた。 脱いだスーツとネクタイをハンガーにかけて寝室にあるウォータークローゼットに片付ける。 寝室を出てリビングに行こうとしたら、まだ身体が濡れた状態でトランクだけ履いた状態で玲斗くんが入ってきた。 「……身体も髪も濡れてるよ。乾かさないと風邪ひいちゃう」 「8月で暑苦しいのに風邪なんて引くわけないだろ。ずっと性欲を抑えて仕事に集中してたんだから、今日は朝まで寝かせないから」 わたしの手を引きベッドに押し倒し、玲斗くんがわたしの着てるパジャマのボタンを外していく。 「……玲斗、性欲なかったんじゃなかったっけ?」 「彩花といたら抱きたくなる。……愛してるから。1か月ぐらいまともにやってないんだから、抱かせて」 わたしのパジャマを脱がせ下着姿にし、わたしに覆い被さり、玲斗くんに唇を塞がれた。 玲斗くんがわたしの口内に舌を挿れ、お互いの体液を混ぜ合わせ飲み干す。 玲斗くんからの愛撫でに感じ、高まった身体の中に玲斗くん自身が入ってきて、気持ちいい刺激に溺れた。 その夜、未開封だった6個入りのゴムを使いきり、情事を終えた。
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