恋愛偏差値底辺過ぎて……。

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恋愛偏差値底辺過ぎて……。

神崎くんと友達以上恋人未満の関係から卒業できると思ってた……。 「えっ、あれから1ヶ月経ってるのに挨拶レベルのキスしかしてないの!!小学生レベルでしょ!!」 神崎くんと相沢くんは釣りが趣味で、また土曜日の夜に釣りに出かけたから舞子ちゃんと水炊き鍋居酒屋で女子会をした。 「しかも、キスも1度きりって、プラトニックLOVEで結婚生活を送る未来しか想像できないわ……。わたし、無理だわ!!」 今日も日本酒をガブガブ飲んでる舞子ちゃん。 わたしはレモン酎ハイをちびちび飲みながら水炊き鍋を食べた。 「玲斗、あいつ溜まったりしないのかなぁ……男の癖に。颯太なんて、仕事でむしゃくしゃした日とかやりたくなった日にこっちの都合関係なしに呼び出してくるのに!!」 舞子ちゃん……完全に悪酔いをしてる。 「遠距離で続かなかったのはあいつの雄の本能が原因だったからね……」 東京にいた時、相沢くんは彼女がころころかわってたけど女が途切れた事は無かった。 性欲の塊と性欲の欠片もない男……。 どっちがマシなのかとふと思った。 神崎くん、女嫌いになって性欲がわかなくなったと言ってた。 だから、女性とそういう行為をする事を気持ち悪いと思ってるかなっと思うようになった。 「玲斗、誠実な人だから、浮気の心配もないし、子供は欲しいと思うからきっかけさえあればできるんじゃない?」 レモン酎ハイ1杯でお酒は終わりにしようと思ったけど、いけないと思いつつ、また日本酒を飲んでしまった。 福岡は日本酒が美味しい。 日本酒は口当たりがよくてついつい飲み過ぎて次の日にくるからほどほどにしないとって思うけど、悩みがあるとセーブが効かない。
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